採用後の行き違いを防ぐために会社ができること

求人票と雇用契約書をつなげて考えましょう

「求人票にはどう書けばいいですか?」
「ハローワークに求人を出す前に、勤務時間や休日を整理したいです」
「採用した後に、雇用契約書はどう作ればいいですか?」

このようなご相談をいただくことがあります。

求人票は、求職者が会社を選ぶときの大切な情報です。
仕事内容、勤務時間、休日、残業の有無、給与、契約期間などを見て、応募するかどうかを判断されます。

だからこそ、求人票に書いた内容と、実際に入社するときの雇用契約書・労働条件通知書の内容が合っているかを確認しておくことが大切です。

「求人票だけ」の話では終わりません

求人票は、あくまで募集のための書類と思われがちです。

しかし、求人票に書いた内容と、入社後の労働条件が大きく違っていると、
「聞いていた条件と違う」
「残業なしと書いてあったのに、実際は残業がある」
「休日の説明が違っていた」
「契約期間や更新について聞いていなかった」
といったトラブルにつながることがあります。

採用時には、求人票の内容をそのままにせず、雇用契約書や労働条件通知書で改めて確認することが大切です。

勤務時間・休日・仕事内容は特に確認を

求人票と雇用契約書で、特に確認しておきたいのは次のような内容です。

  • 仕事内容
  • 就業場所
  • 勤務時間
  • 休憩時間
  • 休日
  • 残業の有無
  • 給与
  • 契約期間
  • 契約更新の有無・更新基準
  • パート・アルバイトのシフト条件

たとえば、求人票では「土日休み」と書いていたのに、実際には月に数回土曜出勤がある。
「残業なし」と書いていたのに、繁忙期には残業が発生する。
「勤務地は本社」と書いていたのに、別の場所で働く可能性がある。

このような場合は、求職者にとって大きな不安や不信感につながります。

求人を出す前に、会社のルールを整理しましょう

求人票を作るタイミングは、会社の働き方を見直す良い機会です。

勤務時間は実態に合っているか。
休日のルールは決まっているか。
残業がある場合、どの程度発生するのか。
パートさんのシフトはどのように決めるのか。
雇用契約書や就業規則と内容が合っているか。

こうした点を整理しておくと、求人票も作りやすくなりますし、採用後の説明もしやすくなります。

制度名よりも、まずは会社の実態を確認しましょう

求人を出すときに、労働時間制度や休日の決め方で迷うこともあります。

たとえば、変形労働時間制を使った方がよいのか、通常の労働時間管理でよいのか、パートさんのシフトをどう考えるのかなど、会社によって悩むポイントは違います。

大切なのは、制度名だけで決めるのではなく、まず会社の実態を整理することです。

どの制度が合うかは、業種、忙しい時期、休日の取り方、給与計算の方法、従業員の働き方によって変わります。

まとめ

求人票は、単なる募集用の書類ではありません。
採用後の雇用契約や労働条件にもつながる大切な情報です。

求人票に書く勤務時間、休日、仕事内容、給与、契約期間などは、実際の働き方や雇用契約書と合っているかを確認しておきましょう。

「求人票の書き方に迷っている」
「雇用契約書や労働条件通知書と内容が合っているか確認したい」
「採用後に“聞いていた条件と違う”と言われないようにしたい」
「求人を出す前に、勤務時間や休日のルールを整理したい」

このようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

社会保険労務士事務所キャリア・アヴニールでは、奈良県内の中小企業さまの実情に合わせて、求人票を出す前の労働条件整理、雇用契約書・労働条件通知書の確認、労働時間や休日ルールの見直しをサポートいたします。